日本とカナダで美容師として働き美容師歴は10年位になります。
派遣美容師として働いた期間も含めると、10社以上の美容室で働きました。(正社員はカナダの美容室を含み4社)
会社変え過ぎだろう。と今になって思いますが、当時は理想の職場環境を得る事に必死でした。
この記事では
- これから、美容師という仕事に就きたい方
- 今の職場環境を変えたい方
- 美容師としての働き方を変えたい方
- 美容師の仕事内容に興味がある
などの方に向けてお届けしていきます。
美容師としての働き方
本当に様々な働き方と様々な会社方針があります。
今の職場が嫌なら、自分が壊れる前にさっさと職場を変えてしまいましょう。
その前に、どのような美容師像・働き方がしたいのか、しっかり決めておく事が大切です。
- 有名・一流と呼ばれる美容師になりたいのか?
- 将来は独立したいのか?
- パートタイムとして働きたいのか?
- 必要最低限の接客で、技術に集中したいのか?
- 美容師という選択肢しか自分にはないから時間・給料を重視するのか?
コンビニよりも多いと言われる美容室。
華やかですが、厳しい業界でもあります。
美容師免許取得後にこの業界を離れる人もいれば、歯を食いしばって努力し有名・一流美容師と呼ばれる人も。アットホームな会社に入り、仕事自体を楽しんでいる人もいれば、ブラックな企業も。
様々です。
どんな条件であろうと、技術向上・勉強は必要です。
その努力を怠るのは、お客様に失礼だからです。
実際、
短ければ何でも良い。
髪型に興味ないから自分で切る。
低料金の美容室で髪型にコストをかけたくない。
そんな方もいらっしゃいます。
しかし、プロとして技術を提供する以上、美容師には努力が必要となるのも事実です。
美容師として働く
これは私の仕事遍歴ですので、興味のない方は読み飛ばして下さい。
美容専門学校を卒業後に就職した美容室は
とにかく東京で働きたいと、採用担当の方(社長)の
お話と一度美容室への見学のみで、いい感じだったので
決めました。
調べもせず、他の美容室を見学したり、お話を聞いたりしようともせず
いい感じ。だったので決めました。
会社説明の時に担当者(社長)のお話によると
- 週休二日制
- 頑張れば、社員旅行はハワイへ行ける
- 社会保険がしっかりしている
- 寮が完備されていて家賃も安い
- 会社も13店舗あり、社員同士も仲が良い
- 2〜3年でスタイリストになれる
- 教育システムもしっかりとしている
このような説明を受けたと思います。
そして、会社見学と体験入店をして
面接はなしで、社長と楽しく会話しているだけで
合格通知を頂きました。
いざ、入社してみると
- 寮には何かしらの審査基準があるらしく、入居出来ず、同じ専門学校の同級生・同僚とアパートを借りる事に
- 朝7に出社し、終電で帰る生活
- 声出し必須
- 休みは週に1度(休みが会議になり、休みがなくなる事も)
- 新人はチラシを配り集客するのが、仕事らしく、お店にいる時間がない(チラシ配りにかなりの力を入れていた)
そのサロンから独立されて、美容室を経営している方も多数いますし
スタイリストになれる期間も2〜3年と早い方だったと思います(当時の業界からすれば)
社会保険も事務所でしっかり管理されていましたし
自分の意思と目標がしっかりしていれば
独立して自分のサロンを持つという当時の夢も長い目で見れば
叶えられていたと思います。
しかし当時、若かった私は気合いと体力、輝かしい目標で乗り切って
いた私も
- 休みがない
- 寝る時間が少ない
- 朝7時から終電まで働いているのに、生活するのがやっとのお給料
- 一日中、チラシを配る日が続く
- 同期が減っていく
- お休みがあっても、お客様と会話の幅を広げる為に様々な場所に出向く
この状況に疲れと疑問が湧くようになりました。
今は日本の美容業界から離れていますし
働き方やお給料が変わってきていると思いますが
当時は、
- 休みはないのは当たり前(好きな事でしょ?技術も向上しないと)
- お給料は少ない(好きな事仕事にしてるんでしょ?たくさん時間使って技術向上しないと)
- お休みはモデルさんを探す(好きな事でしょ?技術向上したいでしょ?)
- 講習会や勉強会にお休みを利用して参加する(好きな事でしょ?技術向上しないと)
- お客様の為にコミュニケーション能力の向上・接客のマナー
一流の美容師になるには
日々の努力と自分の時間を全て美容へ注ぐ。
お休みの日もアンテナを常に立て、寝る間も惜しんで
行動する。という生活に疲れが溜まり
『好き』というだけでは何とも耐えられない状態まで
限界に来ていました。(しかし日本の美容技術が評価されるのは、このような努力の賜物ですね。)
美容師は続けたいが、この美容室ではチラシ配り(営業時間のほとんど)と
あまりにもお休みがない事。そして、同じ時間を使うのであれば都心部で働きたい。美容室内に居たい。
そして、同僚に鬱病が続出した。
という事で、その会社を退社しました。
派遣美容師から、次の就職先である美容室を決めるまで
色んな会社と働き方を見たかったし、美容師を辞めるという
選択肢はなかったので、派遣美容師の会社へ登録。
この美容師派遣会社がとても素晴らしかったです。
流れとしては
- 会社に登録する
- 技術試験(アシスタント・スタイリスト)を受ける
- 美容師を必要とする美容室に派遣される
私は次の就職先を決める為に登録しましたが
好きな日にちに働けますし、条件もかなり充実していますので派遣を続ける方も居ました。
次の就職先が決まるまでは、毎日のように仕事があり東京の隅っこから中心部・神奈川・埼玉など関東手広く色々な美容室とたくさんの出会いがありました。
移動や毎回働くスタッフが違うなどの負荷はかかりましたが、毎回違う美容室・たくさんの美容師さんに出会えて貴重な経験となりました。
色んな美容室を見てみたものの結局、その会社を通して職場は決めず
自分でネット検索した会社に就職する事になりました。なぜかと言いますと、この派遣会社におすすめされた都心部の美容室がビックリする位退職した美容室に酷似していたからです。他にも条件の素晴らしい美容室は住んでる場所から遠いなど。
こちらのサイトです↓
もし、今の職場を変えたいと考えている方は是非、ご利用してみてください。条件設定も細かいですし求人が豊富です。
以前、全く違う業種から美容業界へ転職をしたいという友人にススメたところ、このサイト経由で素晴らしい条件の会社と出会う事ができ、今でもその会社で頑張っています。かなり良いポジションにいますし、心から仕事を楽しんでいるように見えます。
私もこのサイト経由で次の職場を決めた条件は
- 10時〜19時
- 公休週2日
- オーガニックサロン
- 都心部
この条件で決めました。
とにかく、都心部でありつつ時間が欲しかった。
この美容室は前職の美容室と真逆でした。リラックスしつつ、場所柄向上心の高い方との出会いがたくさんありました。美容の技術だけでなくマッサージやメイクも学ぶ事ができ
更にオーガニックサロンでしたので、地球環境を大切に守り社会還元にも積極的な取り組みでこの会社に出会えた事で、自分の視野も変わりました。
自分の住む地球を大切にする、積極的に分け与える。今でもこの考えは根本にあります。
そして時間が7時〜終電→10時〜19時に変わったので、時間があると今度は自分が本当にやりたい事を模索し始めた結論がアメリカ留学でした。(この経緯に至る葛藤は別記事で)
カナダの美容室での働き方
この記事に書いてあります↓
さいごに
同じ美容師という仕事でも、環境によっては千差万別です。
美容師の仕事が大好きなのに環境が整っておらず、辛い環境に耐えるか・仕事自体を諦めてしまうのは非常にもったいないことです。
美容の技術や知識を活かし、転職する友人も多数いますし、環境が素晴らしいので楽しく続けている友人もいます。他職業に転職する人も。
しかし、美容師として働きたいなら、本当に色んな働き方があるので、自分に合う働き方を探してみて下さいね。
個人的には、カナダで美容師として働く事をおすすめします。
ではまた
See you soon
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